権現山砦

権現山砦(千葉県八千代市萱田字権現後)は、東側の新川を挟んで、米本城を北東方面1kmの地に見渡せる位置にある。

大正八年発行の『千葉県誌』によると、文明十一年に太田道灌(資長)が臼井・米本・小金及び庁南を攻めた時、ここに陣を置いたという。

現在、この地にある観音堂の本尊は、道灌の守護仏であって、戦勝したら、この地に一堂を建てて安置しようと祈願し、土中に埋めたが、果たす事ができなかったものらしい。それを元和八年(1622)9月24日に掘り出して、奉祀したものであるという(『日本城郭大系』)。

太田道灌の陣跡と伝わるこの場所も、今は古びた飯綱神社になっていて、遺構は確認できない。

飯綱神社

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