尾崎館

尾崎館(千葉県八千代市吉橋字尾崎)は500m×500mの規模で、吉橋城に隣接した東側の台地上に展開していたとされる(『日本城郭大系』)。

吉橋城の現存する二つの郭の境の空堀道を下って水田を渡り、台地に上がった所を「おやしき」という。また付近には「堀込」「勝坂」などの地名が残っているという(『日本城郭大系』)。

現在の館跡には、小さな祠があり、その周辺に僅かに土塁が確認できるのみである。なお、この土塁の間は水堀になっていて、数十年前まで緋鯉や真鯉が飼育されていたという(『八千代市中世館址調査報告』)。

 

(【左写真】土塁の上にある祠 【右写真】土橋跡の奥に館址を見る )

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