小見川城

小見川城(おみがわ・千葉県香取市小見川)は、建久年間に粟飯原朝秀によって築城されたと考えられ、代々同氏の居城であった。

里見氏の家臣正木氏が北総地帯を攻撃したときに、小見川城も攻められている。
さらに天正十八年(
1590)、豊臣秀吉による小田原攻めでは、千葉重胤と共に粟飯原俊胤は北条方に加わったため、小田原城同様に同年中に攻撃され落城したという(『日本城郭大系』)。

その後、松平家忠が封ぜられたが、慶長六年(1601)に廃城となっている(『日本城郭大系』)。

城跡は城山公園となっているが、浄水施設などを建設する際にだいぶ改変された。本丸跡と推定されている小丘に土塁、周囲に空堀が残るのみである。


(城址の航空写真)

 

(現地案内図)

  

(【左写真】主郭虎口(主郭は大部分が削られてしまったらしい…)。【右写真】主郭土塁

  

(【左写真】二郭(推定)忠霊塔や古墳が残る。【右写真】二郭空堀

 

三郭(推定)にある天満宮


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