高津館

高津館(千葉県八千代市高津字中村)は、広大な陸上自衛隊習志野駐屯地の演習場の東北端にあり、標高20mの台地で、周囲には印旛沼に流れ出る新川の細流がめぐっている(『日本城郭大系』)。

今日、高津館址と考えられている遺構は、江戸時代(1673-81)まで小金牧の下野牧の一部であったことから、野馬捕りの施設である「捕り込め」の遺構かとも思われるが、”根古屋”の地名が残り、妙見社もあるところから、中世の城館が存在したことは間違いないという(『日本城郭大系』)。

遺構の二重堀、二本の土塁などは破壊が激しく、郭を確認することは困難で、牧場の遺構と区別が難しい状況であった(『日本城郭大系』)。

しかし、現在ではその地形も湮滅し、何ら館址の痕跡を残していない。

(参考サイト:余湖くんのホームページ

(かつてはこの周辺が館址であるとされたが、遺構は無い。)

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