『明智光秀』
-人物叢書-
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 高柳光壽(高柳光寿) 著  | 
    
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             吉川弘文館 刊  | 
    
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             1958年(昭和33年)9月25日(初版)  | 
    
|              評 価  | 
    

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 著者は、戦国史研究の権威であった。 その研究は、極めて実証的で、予断を持たず、数多くの史料を冷静に分析される。博士の打ち出された新説の多くは、当時は画期的なものだったろうが、現在は通説になっている。 本書は、本能寺の変の首謀者である明智光秀を学術的に研究したもの。 著者は記す 本書は、まさに上記のとおりの内容であり、歴史学というものを教示させられる名著中の名著である。 
 現在、戦国史研究者として著名な小和田哲男氏(静岡大教授)は、その著『明智光秀』(PHP新書)の中で、本書について次のように述べられている。 ”「歴史を研究するとはこういうことなのか」「史料というのはこのように使われるのか」と、いつも、新しい発見があったように記憶している。”  | 
    
