小見城

小見城(千葉県香取市小見)は、平城で単郭方形の水城に属するものである。

現在は天台宗徳星寺が建立されている。徳星寺ももとは城内だったので、この地は堀の内とも称している。城址の北側には黒部川が流れ、自然の要害の地でもあった(『日本城郭大系』)。

東氏一族(千葉氏一族)木内胤朝(米之井城主)の二子胤時が築城し、小見氏と称し居城した。
胤時は鎌倉幕府に仕え、嫡流の胤直四郎左衛門尉・胤景七郎・胤持太郎左衛門らに伝えたのち椎名胤光六郎の四子小見胤澄五郎が居城したと伝える
(『日本城郭大系』)

寛元四年(1246)の『吾妻鏡』に、小見四郎胤時の名が見えるが同人物であろうとされる。また『徳星院記』によれば胤光が城主であったが、胤光は川上城に居城したといわれている。

いずれにしろ徳星寺は下総地域天台宗一の寺で、多くの末寺を有し名刹であるが(『日本城郭大系』)、城砦としての遺構はほとんど皆無と言える。

(参考サイト:余湖くんのホームページ



(城址の航空写真)

 

(【左写真】城址には徳星寺が建つ。【右写真】水堀跡ともされる場所。)


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