柴崎城

柴崎城(千葉県我孫子市柴崎)は、利根川南岸の低湿地帯を望む標高20m前後の柴崎台地の突端部に位置した(『東葛の中世城郭』)。

その歴史は明らかでないが、口伝によれば荒木氏が城主であったといい、戦国時代には高城氏の支配下にあったとされるが、確証は無い(『東葛郡誌』『東葛の中世城郭』)。天正二年(1574)には、河村形部という人物が当地を知行していた(『喜連川家料所記』)。

城址は、削平されて市立我孫子第三小学校となっており、遺構は何ひとつ残されていない。台地の付け根にあたる小学校の北側一帯に「城根」という字名がみられるのみだという(『東葛の中世城郭』)。

(城跡地。遺構は何ら残っていない。)

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