法華坊館

法花坊館とも。

法華坊館(千葉県我孫子市台田4丁目字法花坊)は、根戸城の北方、手賀沼北岸に突出した台地上にあった方形の館跡である。

その歴史は詳らかでないが、中世初期の相馬一族・根戸氏に関する居館跡と推定されている(『東葛の中世城郭』)。

館の規模は東西230m、南北220mほどであり、土塁・空堀で区画されていたが、防禦度はあまり高くなかったという(『我孫子市の遺跡』)。

現在は、一帯は住宅地に変貌し、遺構は消滅した。僅かに「台田法花坊公園」としてその名を残しているのみである(『東葛の中世城郭』)。

(現在の航空写真)

(跡地は住宅地と化して、遺構は湮滅した。)

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