『新府城と武田勝頼』
網野善彦 監修 |
新人物往来社 刊 |
平成13年3月31日(初版) 2400円 |
評 価 |
新府城については、本書を読めば十分であろう。 歴史、縄張、発掘調査など、そのすべてが網羅されている。 発掘調査によって、新府城がどこまで完成されていたか、また勝頼はどのような状況で放棄したのかなどが垣間見られ、興味深い。 さらには武田勝頼について再評価する研究(平山優氏著)も掲載されており、それには非常に共鳴させられた。 完全な専門書であり、新府城については、とりあえずこれ以上の文献は無いであろう。 |