『新府城と武田勝頼』

 

網野善彦 監修
山梨県韮崎市教育委員会 編集

新人物往来社 刊

平成13年3月31日(初版) 2400円
307ページ

評 価
★★★

新府城については、本書を読めば十分であろう。

歴史、縄張、発掘調査など、そのすべてが網羅されている。

発掘調査によって、新府城がどこまで完成されていたか、また勝頼はどのような状況で放棄したのかなどが垣間見られ、興味深い。

さらには武田勝頼について再評価する研究(平山優氏著)も掲載されており、それには非常に共鳴させられた。

完全な専門書であり、新府城については、とりあえずこれ以上の文献は無いであろう。

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